ゲーミング用デバイスやPCを主力とするRazerが、macOSでも利用可能なグラフィックスボード用外付けケース「Razer Core X」を発表しました。国内発売日は6月22日となっています。
価格は3万2800円(税別)です。
「Razer Core X」は従来の製品となる「Razer Core V2」からThunderbolt 3コントローラーを1基減らし、USBハブ機能や有線LAN機能を省略した下位モデルの位置づけの製品となりますが、従来製品よりも電源ユニットの容量の強化や、対応するカード長の延長、最大3スロット幅に対応する厚さの拡張などのアップグレードが行われています。
macOS環境で、自作PCのようにグラフィックスカードを自分で選んで搭載したいユーザーや、あとからカードのアップグレードすることを視野に入れているユーザーにとっては、GPUがセットされていないケース単体の本製品は選択の価値が高い製品であると思います。
対応するシステムはmac OS High Sierra 10.13.4 以降でThunderbolt 3ポートが必要となります。
対応するグラフィックスカードは最大3スロット幅、フルレングス、PCI-Express x16 ビデオカードでmacOS High Sierra 10.13.4で使用できるグラフィックスチップは以下になります(macOSでのeGPUの使用は「Metal 2」に対応するアプリケーションのみ可能です。)
- AMD Radeon RX 570
- AMD Radeon RX 580
- AMD Radeon Pro WX 7100
- AMD Radeon RX Vega 56
- AMD Radeon RX Vega 64
- AMD Vega Frontier Edition Air
- AMD Radeon Pro WX 9100
MacBook Proでのプロ向けアプリケーションやゲーミング等でパワフルなスペックが要求される場面で、比較的安価に環境を構築できる最適な製品となっています。