Appleは、従来よりも高速な第8世代、第9世代Intel Coreプロセッサを搭載するMacBook Proシリーズを発表しました。8コアのCore i9を搭載するモデルが追加されています。
15インチMacBook Proでは、2.3GHzの8コア Core i9プロセッサーを搭載モデルが用意され、オプションでさらに2.4GHz(Turbo Boost時最大5.0GHz)が選択可能です。価格は2.6GHz 6コア Core i7モデルが258,800円(税別)から。8コア Core i9モデルは302,800円 (税別)からとなっています。
13インチTouch Bar搭載モデルでもCPUのアップデートが行われており、2.4GHz 4コア Core i5に更新されています。また、オプションでは2.8GHz(Turbo Boost時最大4.7GHz) 4コア Core i7が選択可能です。価格は198,800円(税別)から。4コア Core i7モデルは231,800円 (税別)からとなります。
また、キーボードについても改良が行われており、一部で問題となっていた二重入力や無反応となる症状に対して、新機構採用によって対策が行われているようです。
<以下、Apple ニュースリリースより>
プロの作業負荷に対応するために処理能力をパワフルに向上
新しいMacBook Proでは、コードのコンパイル作業、高解像度イメージの処理、3Dグラフィックの描画、複数本の4Kビデオの同時編集などを従来よりもパワフルに行うことができます。15インチMacBook Proは従来よりも高速な6コアまたは8コアのIntel Coreプロセッサを搭載し、Turbo Boost時の速度は最大5.0GHzに達します。Touch Barを装備する13インチMacBook Proではより高速なクアッドコアプロセッサを搭載し、Turbo Boost時の速度は最大4.7GHzに達します。
従来モデルで最速のクアッドコア仕様の15インチMacBook Proと比較した場合、8コアプロセッサを搭載する最新のMacBook Proのパフォーマンスは最大2倍に達します。この結果:
- 音楽制作では、Logic Pro X内部で実行できるAlchemyプラグインの数が最大2倍になり、音楽プロジェクトで同時再生できるマルチトラックの本数が圧倒的に増加。
- 3Dデザインでは、Maya Arnold内部の処理速度が最大2倍となり、3Dシーンの描画時間を著しく短縮。
- 写真の編集では、Photoshopで適用する複雑な編集やフィルタを最大75パーセント高速に実行。
- ソフトウェア開発では、Xcodeを使用したコードのコンパイル作業を最大65パーセント高速に実行。
- サイエンスおよび研究分野では、TetrUSSで行う複雑な流体力学シミュレーションの計算を最大50パーセント高速に実行。
- 映像制作では、Final Cut Pro Xで4Kビデオのマルチカムストリームを最大11本まで同時に編集。