
BenQは、Macユーザー向けモニター「MAシリーズ」の新製品として、シリーズ初の5K解像度を採用したフラッグシップモデル「MA270S」を2025年12月12日(金)より発表しました。
発売は2026年2月を予定しています。
なお、予約開始日および正式な発売日については、同社公式サイトにて別途案内される予定です。
MA270Sは、Macユーザーの日常的な作業やクリエイティブ制作の流れに寄り添うことを目的として設計されたモデルです。
単なる外部ディスプレイとしてではなく、Macの画面体験と調和し、自然にデスク環境へ溶け込むことをコンセプトとしています。
5K解像度とNano Glossグレアパネルによる高精細表示
MA270Sは27インチサイズで、5K(5120×2880)解像度、218ppiの高精細表示に対応しています。
写真や映像、テキストの細部まで精密に描写できる点が特長です。
パネルにはNano Gloss仕上げのグレアパネルを採用し、黒の深みを際立たせた表現を実現しています。
最大輝度は450cd/㎡(HDR時400cd/㎡)、コントラスト比は2000:1で、鮮やかかつクリアな映像表示が可能です。
また、Display P3カバー率99%に対応し、Mac特有の色味と統一感のある自然な表示再現を実現しています。
Macとの統一感を重視したデザインとエルゴノミクス
筐体カラーにはシルバーを採用し、3辺ベゼルレスのミニマルデザインとすることで、MacBookと並べた際の統一感に配慮しています。
スタンドは高さ調整(最大150mm)に対応し、ティルト、スウィーベル、ピボット機能も備えています。
MacBookを手前に配置しても画面に重ならない設計となっており、デスク環境に合わせた柔軟な調整が可能です。
また、スタンドベースにはラバーパッドを備え、MacBookやアクセサリーを傷つけることなく置ける仕様となっています。
BenQ独自の「M-bookモード」とDisplay Pilot 2
MA270Sには、BenQ独自のカラーモードである「M-bookモード」を標準搭載しています。
MacBookの画面を基準に、ガンマやコントラスト、色温度を計測・調整することで、MacBookに近い色味での表示を実現するモードです
このほか、Display P3やsRGBなど複数のカラーモードを選択でき、用途に応じた表示設定が可能です。
画面設定ソフトウェア「Display Pilot 2」にも対応しており、カラーモードの切り替えに加え、MacBookのキーボードからディスプレイの輝度や音量を操作する設定、自動輝度調整の同期などが行えます。
さらに、Macの集中モードと連動した画面設定の自動切り替えにも対応しています。
Thunderbolt 4によるシンプルかつ拡張性の高い接続
MA270Sは、96W給電に対応したThunderbolt 4ポートを1基搭載し、ケーブル1本でMacBookへの映像・音声・データ入力と電源供給が可能です。
加えて、USB-C(35W給電)ポート、HDMIポート×2を備え、複数デバイスの映像入力切り替えに対応しています。
さらに、Thunderbolt 4(15W給電)およびUSB-C(15W給電)ポートを利用することで、iPadやiPhoneなどへの充電も行えます。
デイジーチェーン接続による2画面出力にも対応しています。
USBハブ機能も搭載しており、USB周辺機器の接続やスマートフォンの充電など、デスク周りの拡張性を高めます。
眼精疲労に配慮したBenQ独自のアイケア技術
MA270Sには、BenQ独自のアイケア技術が搭載されています。
ブルーライト軽減機能やフリッカーフリー技術により、長時間使用時の眼精疲労を軽減します。
また、国際的な検査機関であるTÜV Rheinlandの認証を取得しており、MA270Sでは「Eye Comfort 3.0」の認証を取得しています。
主な製品仕様
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サイズ:27インチ
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解像度:5K(5120×2880)
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輝度:450cd/㎡
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コントラスト比:2000:1
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色域:Display P3 99%
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本体カラー:シルバー
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映像入力端子:Thunderbolt 4(96W給電)×1、USB-C×1、USB-A×2