Appleは、macOSの最新バージョンmacOS Montereyを10月26日(火)よりリリースしました。
対応する機種は、iMac(Late 2015以降)、Mac Pro(Late 2013以降)、iMac Pro(2017以降)、Mac mini(Late 2014以降)、MacBook Air(Early 2015以降)、MacBook(Early 2016以降)、MacBook Pro(Early 2015以降)になります。
macOS Montereyでは、様々なアプリに数々の実用的な新機能が追加され、macがこれまで以上の利便性を発揮できるようになります。
「FaceTime」では、映画やテレビ番組、音楽、ウェブページなどをFaceTime通話上に映し出しながら通話ができる新機能「SharePlay」が追加されました。
一時停止、早戻し、早送りなどの操作などもズレなく完全に同期できるほか、自動的に音声を調整する機能を備えており、大音量のシーンでも問題なく通話を行うことが可能になっています。
共有機能も強化されており、あらゆる場面で共有できるウェブリンクを使用できるほか、ウェブ上からFaceTimeに参加することも可能となっており、Apple製デバイスを持っていない友だちも含めて、誰でもFaceTime通話に参加できるようになりました。
「メッセージ」では、自分に送られたコンテンツを対応するアプリ上にある「あなたと共有」からいつでも開けるようになりました。興味があるコンテンツをピンで固定することで表示上の優先度を高くしたり、コンテンツの送信者への返信もスムーズに行うことが可能です。
「Safari」では、タブを保存して整理できる「タブグループ」が追加されました。サイドバーまたはドロップダウンメニューから切り替えが可能です。タブグループはすべてのデバイスで同期されます。
「集中モード」をオンにすると、今していることにもとづいて通知が自動的にフィルタリングされるようになります。「集中モード」では、通知を受け取らないようにしていることを伝えることも可能ですが、相手が緊急のメッセージを送って連絡することもできるようになっています。
「メモ」では「タグ」機能が追加され、#料理などのタグをメモに直接書き込むだけで、タグにもとづいてメモが一か所に自動的に集められ
1つのキーボード、マウス、トラックパッドで複数のデバイスを操作できる「ユニバーサルコントロール」は、2台目のデバイスに向かってカーソルを押し出すようにするだけで使用できるようになります。本機能は後日実装予定となっています。
「MacにAirPlay」では、AirPlayを使ってiPhone、iPad、ほかのMacから自分のMacに写真、動画、音楽など、さまざまなコンテンツを送れます。ワイヤレス接続にも、USBを使ったケーブル接続にも対応しています。
写真、スクリーンショット、クイックルック、Safariの写真内のテキストを認識表示できるようになり、すべての写真の中のテキストのコピー&ペーストや、検索が可能になります。
「ショートカット」では、共有機能が強化されており、リンクを送るだけで、ショートカットを共有できるようになったほか、どのデバイスに対するショートカットも、iPhone、iPad、Mac上で作成、管理、同期が可能になりました。
「マップ」では運転のための新機能が追加されており、交通状況や事故情報などを一目で確認できます。
また、最寄りの交通機関の出発時刻をワンクリックでチェックできるようになり、予定時刻を選択して、公共交通機関による経路の確認も行えます。
現時点では、後日実装となっている機能を残してのリリースとなっていますが、多数の新機能が実装されています。特にM1チップ環境において真価を発揮するOSとなっていますので、使用環境が許す場合、インストールして試したいOSとなっています。