Appleは、iPhoneの最新OS「iOS 18」を2024年9月16日(月)よりリリースしました。
iOS 18では、新AI「Apple Intelligence」が導入されます。
Apple Intelligenceの初期機能は来月から英語で利用可能になり、来年には日本語にも対応します。
iOS 18は、アプリのアイコンやウィジェットを置いて、壁紙をフレーム内に配置したり、ページごとに思い通りのレイアウトを作成して、ホーム画面を新しい方法でカスタマイズできます。
ライト、ダーク、色合い調整など、アプリのアイコンやウィジェットの見せ方も選択することが可能になり、アプリのアイコンをより大きく表示して新しいすっきりとした見た目にすることもできます。
コントロールセンターも一新されており、お気に入り、メディアの再生、ホームのコントロール、接続機能、他社製アプリのオプションに対応する新しいコントロールギャラリーなどをスワイプ1つでいつでも整理できます。
また、アクションボタンからよく使うコントロールにアクセスし、ロック画面で変更したり、完全に削除したりできるようになります。
さらに、お気に入りのコレクションをピンで固定できます。
メッセージでは、太字、斜体、下線、取り消し線などの書式オプションを使ってより良くトーンを伝えることができ、まったく新しいテキストのエフェクトが言葉やフレーズ、文章を生き生きと表示します。
また、好きな絵文字やステッカーを登録してすばやく送れるようにしたり、メッセージを指定された時間に送信できるようになります。
さらに、RCSに対応するようになり、画像、動画などのメディアを使用したメッセージを送れるようになりました。
電話アプリでは通話中の音声を録音して書き起こすことができるようになります。
通話の参加者には録音の開始前に通知が届き、書き起こしの内容はメモアプリに保存され、内容を検索して確認できます。
年内には、メールの分類機能も追加され、「重要」「取引」「アップデート」「プロモーション」などのカテゴリで自動的に整理されます。
Safariは、新しくハイライト機能が追加され、重要な情報を強調して表示できます。
リーダーも再設計されており、すっきりした表示や要約機能に加え、長めの記事には目次が表示されます。
また、画面上に表示されるバナーやフォームなど、ブラウジングの妨げとなると感じる項目を非表示にできます。
パスワードアプリは、キーチェーンを基盤に構築され、パスワードやパスコード、確認コードなど、すべての認証情報を一か所で見ることができます。
パスワードアプリは極めて安全なエンドツーエンドの暗号化にサポートされており、デバイス間をシームレスに同期し、パスワードが容易に推測される可能性がある時や、既知のデータ漏洩に含まれている時はユーザーに警告します。
iOS 18は、アプリをロックできるようになり、さらにプライバシーを守るためにアプリを非表示にして、ロックされた非表示アプリのフォルダに移動することもできます。
アプリをロックまたは非表示にすると、そのアプリ内のメッセージやEメールなどのコンテンツは、検索、通知、およびシステム全体のその他の場所に表示されなくなります。
さらに、アプリに特定の連絡先だけを共有するよう設定できます。
メモアプリでは、入力した数式や方程式がタイピング中に計算されます。
カレンダーには、イベントとリマインダーのタスクが表示されるようになり、カレンダーから直接リマインダーを作成、編集できます。
ホームアプリにゲストアクセス機能が導入され、鍵、ガレージのドア、セキュリティシステムのコントロールをゲストに付与することができるようになりました。
さらに「エネルギー」カテゴリーがアップデートされており、自宅の電力の使用状況を確認できるようになりました。
緊急電話中に、ストリーミング動画や記録された動画を通じて状況を共有できます。
緊急サービスの通信司令係は、カメラロール内のメディアを共有するようユーザーにリクエストを送信でき、より簡単で迅速に救助を得られるようになります。
AirPodsに実施されるアップデートにより、AirPods 4、AirPods Pro 2で、話し手の声が雑音の中でも聞こえやすくなり、うなずくか首を横に振るだけでSiriの読み上げに応答することができます。
さらに、AirPods Pro 2には、軽度から中程度の難聴が認められる方向けに臨床レベルで処方箋不要のヒアリング補助機能が追加されます。
ヘルスケアアプリではメディカルIDが一新されて、緊急時に他のユーザーが最も重要な情報を見つけるのがさらに簡単になります。
フィットネスアプリでは、自分向けのワークアウトやメディテーションのおすすめや、よりパワフルになった検索、モチベーションをさらに高めるバッジの機能強化が導入されます。
アクセシビリティ機能には、視線だけでiPhoneを操作できる視線トラッキングユーザーがカスタマイズした音を出すことでタスクを実行できるようにするボーカルショートカット、乗り物での移動中に乗り物酔いを軽減するのに役立つ車両モーションキューなどが導入されます。