Appleは、macOSの最新版macOS Montereyを2021年6月7日(水)に発表しました。
macOS Montereyでは、複数のApple製デバイス間での連携の強化や、新機能や搭載アプリの追加などを含むアップデートなどが行われます。
macOS Montereyは、最新のiMac、MacBook Air、13インチMacBook Pro、Mac mini、およびIntel CPU搭載Macなどに対応しています(一部の機能はApple M1搭載機に提供されます)。
[macOS Monterey 対応モデル]
- iMac(Late 2015以降)
- iMac Pro(全モデル)
- Mac Pro(Late 2013以降)
- Mac mini(Late 2014以降)
- MacBook(Early 2016以降)
- MacBook Air(Early 2015以降)
- MacBook Pro(Early 2015以降)
macOS Montereyのデベロッパ向けベータ版は、6月7日(水)より、Apple Developer Programのメンバーに提供を開始します。一般ユーザーについては、来月中にパブリックベータが「beta.apple.com」で提供される予定となっています。
注目される機能について、まず、FaceTimeの新機能であるSharePlayでは、音楽、テレビ番組、映画などをリアルタイムで共有することができるようになります。
また、写真アプリケーション、Safari、Apple Podcast、Apple News、Apple TVアプリケーション内の「あなたと共有」タブを用いることで、直接FaceTimeでの共有が可能になりました。
Safariにもアップデートが行われています。タブバーが刷新されており、タブ、ツールバー、検索フィールドが一体化して、コンパクトになりました。
さらに、新しい機能として複数のタブを保存できる「タブグループ」が搭載されました。
新機能の「ショートカット」では、ファイルの共有などのよく行う作業をすばやく達成することができるようになります。
「ショートカット」は「ショートカットエディタ」を用いることで、カスだマイズすることも可能です。
メモアプリの新機能「クイックメモ」は、どのアプリやウェブサイトからでもすぐにメモが行えるようになる機能です。
メモを他のユーザーと共有することも可能になり、編集履歴の確認や、タグ付けなどもできるようになります。
「集中モード」をオンにすると、現在行っている作業に関係のない通知をオフにすることができるようになります。また、その状況をシグナルで他のユーザーに通知することも可能です。
「MacにAirPlay」機能を用いると、iPhoneまたはiPadから動画や画像、音楽をMacのディスプレイに表示したり、スピーカーでオーディオの再生ができます。
macOS全体で動作する新機能として、「テキストの認識表示」と、「画像を調べる」が追加されました。
「テキストの認識表示」は、AIが電話番号、ウェブサイトのアドレス、住所などを検出し、必要な情報を探しやすくなる機能です(Apple M1搭載Macのみ対応)。
「画像を調べる」ではAIを利用して、写真に写っている動物、アート、ランドマーク、植物などの情報を検索できるようになります。
macOS Montereyの正式リリースは今秋予定となっており、無料のソフトウェアアップデートとして提供されます。
SOURCE:Apple