AMD Radeon RX5700XT

 

AMDは、6月に行われた世界最大級のゲーム見本市「E3 2019」にあわせて開催した「AMD Next Horizon Gaming Event」において発表を行った次世代GPUアーキテクチャ”RDNA”を採用する「Radeon RX 5700 XT」と「Radeon RX 5700」を7月7日に発売しました。価格は「Radeon RX 5700 XT」が5万1300円、「Radeon RX 5700」が4万5900円(税込み)となっています。

どちらもリファレンス仕様では2スロット占有の外排気クーラーを搭載し、PCI-Express 4.0(x16)接続や画面の解像感を向上させる新ソフトウェア技術「Fidelity FX」、また、より高いリフレッシュレート、低レイテンシー、10ビットHDRによりちらつきやティアリングを軽減する垂直同期技術「FreeSync 2 HDR」に対応するグラフィックスカードとなっています。

 

AMD Radeon RX5700

 

リファレンス仕様の詳細として、「Radeon RX 5700 XT」は、コアベースクロック1,605MHz、ゲームクロック1,755MHz、ブーストクロック1,905MHz、メモリスピード14Gbps、メモリバス幅256bit、GDDR6 8GBのビデオメモリを搭載します。TDPは225Wで補助電源コネクタは8ピン+6ピンの2系統。出力インターフェースはDisplayPort x3、HDMI x1となっています。

「Radeon RX 5700」は、コアベースクロック1,465MHz、ゲームクロック1,625MHz、ブーストクロック1,725MHz、メモリスピードは14Gbps、メモリバス幅は256bitで、GDDR6 8GBのビデオメモリを搭載します。TDPは185Wで電源コネクタは8ピン+6ピンの2系統。出力インターフェースはDisplayPort x3、HDMI x1となっています。

現状、macOS環境では前アーキテクチャを採用するハイエンドGPU「Radeon Vii」が対応済みとなっていますが、よりコストパフォーマンスの高い「Radeon RX 5700」シリーズについても、今後対応が行われる可能性が考えられます。Appleの対応に期待してしまうところです。