ビールで乾杯、寿司、ウインクする顔の絵文字

今日、7月17日は「国際絵文字デー」です。
どうして、この日が絵文字の日なのか?

MacやiPhoneのユーザーであれば簡単に調べることができます。
「カレンダー」と文字入力して絵文字を表示してみればわかります。

iOS11の「カレンダー」の絵文字
iOS11の「カレンダー」の絵文字

この、7月17日の日めくりカレンダーの絵文字が表示されます(「Jul(7月)」は「17」の上に小さく書かれています)。

では、なぜカレンダーの絵文字の日付が7月17日にちになっているのでしょうか?

それはMac用のカレンダーアプリ「iCal」が発表されたのが2002年7月17日だったためなのです。

AppleのiCalサポートページ画像
AppleのiCalサポートページ

実際はカレンダーアプリのアイコンは今日の日付に毎日変化するようになっていますが、単なる画像や機能紹介などのアイコンでは、発表日にちなんで7月17日で表示するのが標準となっていたのです。

その後、Appleが、カレンダーの絵文字をデザインする際に、そのMacのアプリのアイコンを基としたため、7月17日の表示が残っていったのです。
ただ絵文字自体は、アップルが最初に作ったものではなく、規格を決めているわけでもありません。

実は日本発のものでそれが世界に広まった文字規格なのです。

絵文字が使われるようになったのは、もともと日本のポケベルなどのメッセージ、iモードなどのインターネットにつながる携帯端末に用意されたのが始まりです。
2008年、iPhoneを日本でスマホを展開するにあたってAppleは絵文字を日本向け端末にだけ搭載しました。
その後、AppleとGoogleの働き掛けにより、2010年にUnicodeに絵文字が取り込まれました。
言語を超えた統一文字規格、Unicodeでもサポートされているため、最近のMacはもちろん、PCやスマホでも表示することができるようになりました。

このことをきっかけに世界中で絵文字は「Emoji」として利用されるようになりました。

 

絵文字を使う上で注意が必要なのは、一部の文字が表示が変わったりすることです。
Unicodeで統一されているはずなのに、どうして表示が変わってしまうのでしょうか?

その現象には、いくつか発生する理由があります。
まず、そもそも絵文字の規格が統一されていても、決まっているのは「サルの顔」「寿司」「飛行機」という「何の絵か」というキーワードまでで、絵柄までは統一されていません。
そのため、端末やOS、アプリケーションによっては採用している絵文字のデザインが異なるため、見た目が違って見えることがあります。

iOS 11の「サルの顔」絵文字
iOS 11の「サルの顔」絵文字
Android 8.1の「サルの顔」絵文字
Android 8.1の「サルの顔」絵文字

また、対応している絵文字のバージョンが異なると、新しい絵文字が表示されません。
実は絵文字の規格はバージョンアップしていて、数年おきに新しい絵文字が追加されていっています。

例えば、2017年に発表されたEmoji 5.0では、「目が星になっている顔」という絵文字が組み込まれています。

ここに入力してみます。

🤩 ←ここです、見えますか?

iOS 11や、macOS High SierraではEmoji 5.0が採用されているため、ちゃんと表示されるはずですが、それより古いOSでは表示されません。

空白になっているか、四角だけが表示されてしまいます。

見れなかった人のために一応画像も置いておきます。

「目が星になっている顔」絵文字
「目が星になっている顔」絵文字

ただし、アプリケーションやWebサービスによっては、独自に対応していることもあるので、古いOSでも、特定のアプリの中だけで新しい絵文字が表示されたり、入力できる場合もあるのが、絵文字の説明をややこしくしています。

またスマホの場合、日本の携帯キャリアごとに絵文字のデザインが大きく異なるので注意が必要です。ただし、これはAndroid端末に限った話で、iPhoneでは関係ありません。

現在の絵文字は、種類も多く、絵も精細です。国際化にともなって、世界各国の文化を取り入れた絵があるので、眺めてみるだけで楽しくなります。
ちょっと使ってみるだけで、世代、国籍、立場を超えて情報を伝えることができる絵文字。
日本発の「非言語コミュニケーションのイノベーション」と言っていいでしょう。

 

 

参考サイト:Emojipedia  https://emojipedia.org/